「保育士になりたいけれど、どの専門学校を選べばいいかわからない」「学費や就職率など、比較すべきポイントが多くて迷ってしまう」と悩んでいませんか?
保育士を目指すためのルートとして、圧倒的な実践力と就職サポートの強さから「保育士 専門学校」を選ぶ方は非常に多いです。しかし、全国には数多くの保育関連の専門学校があり、学校ごとにカリキュラムの特色や取得できる資格、サポート体制は大きく異なります。パンフレットやウェブサイトの魅力的な言葉だけで学校を決めてしまうと、入学後に「思っていた環境と違った」「必要な資格が取れなかった」と後悔することになりかねません。
本記事では、保育現場を知り尽くした現役保育士であり、SEOライターでもある筆者が、後悔しない「保育士専門学校の選び方」を徹底解説します。必ず確認すべき5つのチェックポイントから、オープンキャンパスで見るべき裏側まで、プロの目線で詳しくお伝えします。
保育士専門学校を選ぶ前に知っておくべき前提知識
選び方のポイントを見る前に、まずは保育士専門学校の基本的な仕組みを理解しておきましょう。
「指定保育士養成施設」であれば無試験で資格取得が可能
最も重要な前提として、その専門学校が厚生労働省の指定する「指定保育士養成施設」であるかどうかを確認してください。指定保育士養成施設を卒業すれば、国家試験(筆記・実技)を受験することなく、卒業と同時に保育士資格を取得することができます。現在の保育士専門学校の多くはこの指定を受けていますが、一部の学校では「国家試験の受験対策」をメインとしており、卒業だけでは資格が得られない場合もあるため、最初の確認が必須です。
短大・大学との違いは「実践力」の育成
保育士資格は大学や短期大学でも取得可能ですが、専門学校の最大の特徴は「現場で即戦力となるための実践的なカリキュラム」に特化している点です。教養科目が多い大学に対し、専門学校はピアノ、図画工作、手遊び、そして豊富な実習など、現場ですぐに使えるスキルを2年間(または3年間)で集中的に学びます。
失敗しない保育士専門学校の選び方!5つのチェックポイント
それでは、具体的にどのような基準で学校を比較すべきか、5つの重要なチェックポイントを解説します。
1. 取得できる資格の種類(幼稚園教諭免許との同時取得)
保育士専門学校を選ぶ上で、卒業時に「何の資格が取得できるのか」は最重要項目です。保育士資格だけでなく、「幼稚園教諭二種免許状」も同時に取得できる(Wライセンス)学校を選ぶことを強く推奨します。 現在、保育所と幼稚園の機能をあわせ持つ「認定こども園」が全国で急増しており、認定こども園で働くには原則として「保育教諭(保育士資格と幼稚園教諭免許の両方を持つ人)」であることが求められます。就職の選択肢を大きく広げるためにも、Wライセンス取得が可能かどうか、またそのために追加の学費やカリキュラムがどの程度必要なのかを必ず確認しましょう。
2. カリキュラムと実習の充実度(附属保育園の有無)
学校によってカリキュラムの特色は異なります。「リトミックに強い」「絵本や食育に力を入れている」「ICT教育を取り入れている」など、自分がどのような保育士になりたいかに合わせて選びましょう。 また、実習環境も重要です。特にチェックしたいのが「附属の保育園や幼稚園があるかどうか」です。附属施設がある学校は、日常的に子どもたちと触れ合う機会が多く、実習の際も学校のサポートを受けやすいという大きなメリットがあります。現場の空気を早くから肌で感じられる環境は、実践力を高める上で非常に有利です。
3. 就職率だけでなく「就職の質とサポート体制」
「就職率100%」を掲げる専門学校は多いですが、数字だけを見るのは危険です。注目すべきは就職の「質」と「サポート体制」です。
- 卒業生の主な就職先: 自分の希望するエリアや施設形態(公立保育園、私立保育園、院内保育所、企業主導型保育園など)への就職実績があるか。
- 公立保育士への対策: 公務員である公立保育園の保育士を目指す場合、独自の公務員試験対策講座やサポートがあるか。
- 個別サポートの充実度: 履歴書の添削、面接練習、園見学の調整など、教員やキャリアセンターのサポートが手厚いか。過去の先輩たちが残した「園の就職試験レポート」などのデータが蓄積されている学校は非常に頼りになります。
4. 学費と独自の奨学金・支援制度
2年間(または3年間)でかかる総額の学費を正確に把握しましょう。入学金や授業料だけでなく、施設設備費、実習費、教科書代、行事費用、ユニフォーム代などが別途かかるケースが多くあります。「初年度納入金」だけでなく「卒業までにかかる総額」で比較することが大切です。 また、学費の負担を軽減する制度も確認しましょう。日本学生支援機構の奨学金だけでなく、学校独自の特待生制度や学費免除制度、修学資金貸付制度などを積極的に活用することで、経済的な不安を減らすことができます。社会人からの入学を検討している場合は、国の「専門実践教育訓練給付金」の指定講座になっているかどうかも重要なポイントです。
5. 通いやすさと学習環境(ピアノの個別練習室など)
毎日の通学にかかる時間や交通費は、入学後の生活の質に直結します。実習期間中は体力的な負担も大きくなるため、無理なく通える立地であることは大切です。 また、施設・設備の中でも特に確認したいのが「ピアノの練習環境」です。保育士にとってピアノは必須スキルですが、初心者にとっては大きな壁となります。個室のピアノ練習室があるか、授業時間外(放課後や休日)も自由にピアノを使用できるか、初心者向けの個別レッスン体制が整っているかは、必ずチェックすべきポイントです。
保育士のプロが教える!オープンキャンパスでの見極め方
パンフレットやホームページの比較が終わったら、必ずオープンキャンパスに足を運びましょう。現役保育士の視点から、現地でしか分からない「裏側の見極め方」をお伝えします。
- 在校生と先生の距離感を見る: 模擬授業の際など、先生と在校生がどのような言葉遣いや雰囲気で接しているかに注目してください。風通しが良く、質問しやすい関係性が築けている学校は、入学後も手厚いサポートが期待できます。
- 校舎の清潔感と掲示物をチェック: 保育現場では衛生管理が非常に重要です。そのため、良い保育士を育てる学校は校舎(特にトイレや共有スペース)が清潔に保たれています。また、廊下や教室の掲示物が丁寧に作られているか、古くなっていないかを見ることで、学校の教育への熱量が測れます。
- ピアノ室の数と稼働状況: 案内された設備を見るだけでなく、「実際にはどのくらいの学生が放課後にピアノ室を使えていますか?」と質問してみましょう。設備があっても、学生数に対して少なすぎて予約が取れない、といった実態がないかを確認します。
まとめ:自分に合った保育士専門学校で夢への第一歩を踏み出そう
保育士専門学校の選び方は、「資格取得の確実性」「実践的なカリキュラム」「就職サポート」「学費」「学習環境」の5つの視点から総合的に判断することが大切です。
「保育士になりたい」というあなたの夢を、最短距離で、そして確実に叶えてくれる学校は必ずあります。今回の記事でご紹介したチェックポイントを参考に、まずは気になる学校の資料を取り寄せ、ぜひ自分の目でオープンキャンパスを体験してみてください。充実した2年間を過ごせる、最高の保育士の専門学校に出会えることを応援しています。

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